妊娠中のビタミンD不足は、子供の発育に有害

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妊娠中ビタミンD欠乏の妊婦から生まれた子供は、就学前の年齢の子供たちの社会的発展と運動能力にマイナスの影響あると研究発表がありました。

イギリスのサリー大学、ブリストル大学の研究によると、7000以上の母子ペアから収集したデータの調査では、ビタミン Dが血液中1リットル当たり50nmo未満lの妊婦は、ビタミンDの十分な母親の子供より、2年半の年齢での肉体的および精力的な運動発達が低い事が分かりました。
また、妊娠中のビタミンDの不足は、3歳半の年齢での子供の社会発達にも影響することがわかりました。

母親のビタミンDの状態と子供のIQおよび7〜9歳の読書能力との関連は見られませんでした。

母親のビタミンD濃度が低いと、胎児の神経認知発達に有害な影響があることは、以前の動物研究で明らかになっていますが、胎児の脳におけるビタミンDとドーパミンとの相互作用が、運動および社会発達を制御する脳領域の神経学的発達において重要な役割を果たすとしています。

ビタミンDの重要性は過小評価されるべきではなく、筋骨格系には有益であることはよく知られています。そして、妊婦のビタミンDレベルが低い場合、子供の初期発達に影響を及ぼす可能性があります。

ビタミンDは、油性魚(サケ、イワシ、サバ、新鮮なマグロなど)や赤身、卵、強化脂肪、朝食用シリアルなどに含まれていますが、それだけでは十分な量を確保できませんから、太陽に当たることで補わなければなりません。
サプリメントで補う事は可能ですが、それは非常に高用量で有毒になる可能性があるので、「より多くは必ずしもより良いとは言えません」と、サプリメントからあまりにも多くのビタミンDを摂らないことが重要であるとしています。

参照:MNT 2017/7

厚生労働省が定める日本人のビタミンD食事摂取基準は、5μg(マイクログラム)ですが、妊婦さんは5~7,5μgとされています。
食事からの摂取は、かじき、さけ、さんまなどの魚類に多く含まれていますから、魚中心の食生活ならば、ビタミンDガ不足する事はないと思います。

また、日光に当たることでビタミンDを体内で生成する事が出来ます。
5,5μgのビタミンDを生成するのに必要な日光照射時間は、季節や地域や時間帯、天気によって差がありますが、最短時間で沖縄の約3分から札幌の約500分となっています(独立行政法人国立環境研究所調べ)

サプリメントからの摂取は、必要量以上になりやすいですが、ビタミンDは脂肪に貯蓄しておく事もできますから、基準値を良く考慮して利用すれば良いと思います。
サプリメントには、国際基準のIU値が使用されますが、1粒400IUなら、10μgとなりますから、2日に1粒で十分な計算になります。

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  1. 2017/07/18(火) 17:45:27|
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妊婦のソーダ摂取と子供の肥満リスク

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アメリカのマサチューセッツ州東部のアトリアス・ハーバード・ヴァンガード・メディカル・アソシエイツ所属の女性を1078名募集して行われた調査によると、
妊娠中に1日1回、甘いソーダを摂取した人の子供は、ウエストサイズと体重の増加と関連があることが分かりました。

過去の研究では、ソーダやフルーツドリンクの摂取が体重増加、肥満、メタボリックシンドローム、2型糖尿病に結びついている事は分かっていましたが、妊娠中の飲酒摂取はほとんどわかっていませんでした。
小児期の肥満治療は難しく、胎内や幼児期に発生する修正可能な因子を特定することが重要であるため、早期に予防を開始することができます。

妊娠中により甘い飲み物を飲む母親は、若くなるほど強い傾向があり、妊娠BMIが高く、教育が低く、収入が低く、母乳育児時間が短く、妊娠中に喫煙していた可能性が高いことが分かりました。

研究では、子供の約4分の1が小児期中過体重または肥満であり、BMI、胴囲および皮下脂肪の厚さは、母親が1日当たり少なくとも2回の甘い飲み物を飲んだ子供の中で最も高くなりました。

そして、この結果は、母親の体重、人種または民族性、子供の性別、または子供たち自身が飲んだソーダの量に基づいて差異を見いだせませんでした。

ですから、子供の幼少期の肥満は、母親の妊娠中の甘い物の摂取量が重要な関係があるとしています。



参照:ロイター

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  1. 2017/07/16(日) 15:03:56|
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妊婦の抗うつ薬と自閉症児リスク

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妊娠の第二期および第三期に抗うつ薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI))を服用した人は、服用しなかった人と比較して、自閉症スペクトラム障害(ASD)を持つ子供を持つことの危険性が87パーセント増加したと言う研究発表がカナダのモントリオール大学からありました。

抗うつ薬には、妊娠中に使用できるとされている薬も(ゾロフト、プロザックやセレクサ)含まれています。

研究では、1998年1月から2009年12月の20年間に、カナダ・ケベック行政区で生じた全145,500の妊娠から集められるデータを分析しました。その中で、母親は満期産があって、1人の赤ちゃんだけを生んだデータを対象としました。
そして、子供を10年間追跡調査しました。

その結果、ASDと診断された子供は、1054人いました。
調査対象乳児の約3,2%にあたる約4700人は、妊娠中のある時点で抗うつ薬にさらされました(妊婦の母親が抗うつ薬を服用した)。
この乳児の内46人が自閉症を発症しました。

妊娠初期に抗うつ薬を服用した人からは、ASDの増加は見られませんでしたが、妊娠第二・第三期に服用した人は自閉症のリスクが増加しました。

妊娠の最後の6ヶ月間に抗うつ薬を服用した妊婦は、服用しなかった妊婦と比較して、自閉症の子供を持つ可能性が4倍以上ありました。

妊娠第二・三期は、胎児の脳の発達に重要な時期であるから、影響を受けたのかもしれないとしています。

また、この研究結果が、直ちに妊婦の抗うつ薬の服用を避けるべきであるとは言えないとし、薬だけが最善の策ではないとしています。

参照:ライブサイエンス

妊婦の抗うつ薬の使用については、過去の記事(妊娠中の抗うつ薬服用)にもありますが、この以前(2013年11月)の記事内容では、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)服用による自閉症リスクの増加はないとしていましたが、今回の研究と一部分相違する内容となっています。
両方の記事から判断すると、妊娠初期は抗うつ薬による自閉症児増加はリスクがないと判断できますが、それ以降から出産までの期間は、抗うつ薬の使用に慎重になる必要があるかもしれません。
しかし、うつ病の深刻度も考慮して薬を使用したり、代替治療を行ったりするようになるのではないかと思います。
しっかりと、医師と相談しなければならないと思います。

追記
2006年と2007年にスウェーデンで生まれた179,000人以上の子供のデータ追跡調査では、知的障害は、母親が妊娠中に抗うつ薬を服用した子供の0.9%、子宮の抗うつ薬に曝露していない子供の0.5%で診断され、抗うつ薬服用による相違はないとしています。

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  1. 2016/12/20(火) 16:19:26|
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